続き。
バスが来たので「Ashton Keynesへは行きますか」って聞いたら、バスの運転手さんたら、「どこですか、それは」って言うんよー。
まぁ、何はともあれ、私たちが行きたい方角へ向かうようなので、近いんではないかと思われる、前回に宿泊した村「South Cerney」までのチケットを購入しました。
バスに乗っていた老婦人に「Ashton Keynesはご存じですか」と訪ねると、「娘が住んでいるけれど、このバスの路線ではないわねー、どこで降りるのが近いかしらねー」と少し考えこまれた。
「あなたたちのチケット通り、South Cerneyが一番近いんじゃないかしら」と言われ、「前回、その村に宿泊したんです」と言うと、即座に思い当たる宿の名前を二つ三つ上げ、まさしくその中の一つだったので驚きました。
というのも、その老婦人は推定年齢80才。
なんと素晴らしい頭の切れ具合。
それに比べて私なんか、「えーっと、あのー、あれはー」みたいな頭の切れん具合。
たまげる。
そんで、結局、その老婦人の後ろの席においでたご婦人がその辺りの地理に明るく、先に彼女が降車する際、運転手さんに私たちの降りるべき場所を説明してくれ、その後まもなく、運転手さんはバス停ではない場所でバスを停車し、私たちを降ろしてくれたのでした。
さて。そこから私たちの目的地、「Ashton Keynes」へ向かって、ひたすら車道を歩きました。
Jぽんのスマホで現在地を時々確認しつつ、その度「ポケモン、ゲットした?」と冗談を言いつつ。(私たちは興味がないのでゲットしよらんけど、歩きながらスマホを見ている人たちは、ポケモンを探しとるんじゃないかと思っているので)
村の外れに入ったので、そろそろ目的地へ着いたんじゃないかと思ったら、Jぽんが急に「ここ、前に来た」と言う。
看板も「Thames Path」て言うとる。

えー、私は見覚えないし、どっかに似とるだけなんじゃないーんと信用せん私の手を引っ張って、この小道を抜けたら、
「あ、知っとるー。けど、え?ここが前に歩き終わったとこ?」みたいな。

すっかり記憶が悪いです。
大丈夫かいな、私。
前にザリガニを見たトコ(
前回歩いた記事はこちら >>)から、今回は下流に向かって歩き始めるよー。

ここから、テムズ川は村の中心へ向かって流れ、散歩道は、川とは違う方向へ向かいます。
川を見ることなくしばらく歩くと、クリケットの試合をしていたので、芝生に座って、しばし休憩。

テムズ川はどこかいねー、と言いながら歩いていると、「Treacherous Quicksand(危険、流砂あり)」の看板がアチコチにある。底なし沼!こえーーーーー。

Jぽんは、「底なし沼って、イングランドにあるん知らんかった」って言うとった。
私も、物語の中にしか無いもんやと思っとった(笑)。
あ、やっとテムズ川?と思ったら、湖みたい。

これも湖。

「Great crested grebe」っていう水鳥が、ヒナと一緒に泳いでました。

ウサギが散歩してました。

交差点や分かれ道に来ると、このように矢印があるので迷わず歩くことができます。
ここは廃路線。昔、ここを蒸気機関車が走っていたのねーと想像をしながら歩いたよ。

やっと、テムズ川を発見。
歩き始めた地点でテムズ川と別れた後、二時間歩いて、やっと川にまた会えました。

宿のある町が見えました。

見えてからが遠かった。
見えた地点から町まで、更に一時間歩いて、やっとハイストリートに着きました。
あー、疲れた。足の裏も腰も痛い。
喉が渇いたので、まずはジュースを飲むぞー。

カウンターへ行くと、このパブはビールの醸造所だそうで、美味しそうなビールがいっぱい並んでいるではないか。
まずはジュースを頼むつもりが、ついビールを頼んでしまいました。

ビール、美味しいような気がしたのに、どうも二口目がすすみません。
おかしいなー。Jぽんに手伝ってもらって飲み終え、また別のパブへ。
裏のガーデンデッキで風に涼みながら、更にもう一杯。

ここで夕飯も済まそうと、前菜とメインを注文しました。
ここでもビールがすすみません。
おかしいなー。またJぽんに手伝ってもらいつつ、前菜を食べ終えたところで、満腹になりました。
メインがやってきた時には、気持ち悪くなってました。
具合が悪いことに、今、気づいたー。
かわいそうなJぽん、メインを二人前食べる羽目になっちゃった。
私はテーブルにうつぶせたまま、動けんなりました。
お水を持ってきてもらい、飲めるだけ飲んで、宿に帰る前にも飲み水とビスケットを買って帰りました。

すーごい寒くて、熱いめのシャワーを浴びて、お布団にくるまって眠ったら、夜中にビッショリ汗をかいて目が覚め、元気ピンピンになりました☆
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